憧れの高校生になった娘ですが、最近何かうまくいかない様子です
不調の予兆は、夏の暑いころから察していました
娘の話に耳を傾け、進学校へ進んだ彼女の主な悩みの種は勉強だと分かり、私は3つのことを真剣に伝えました
1.今この結果を出したのは自分
まず最初に、結果は自分がどう行動したのかが現れることを伝えました
どんな結果であろうと、それまで行動したのは自分なのだから
- (満足のいかない結果でも)人のせいにしない
- (満足のできる結果なら)自分を褒める
自分が得たいものとそのためにするべきことは、何歳になっても考えていかなければいけないことだと、40代になって私自身が強く感じていることです
2.いつも同じじゃなくて良い
それから2つ目に、いつもやれている事ができない日があっても良いということを伝えました
彼女はこれまで、どちらかというと順調にきているようでした
だから今回を含め今後うまくいかないことは当然ある、ということを言っておきたいと思ったのです
いつもできることが、今日はできなかった
今までできていたことが、できなかった
落ち込むのは当たり前、落ち込んだって良い、できない日があっても続けてみてと言いました
3.失敗してもいい
最後に、自分を受け入れてほしい、ということを伝えました
失敗をしたからといって、劣等感を持たなくていいし、ダメではない
できなかった自分も「これが今の自分」と受け入れる、それからどうすれば良かったのか考えれば良い
何かをする前に失敗しない方法を考えるより、まずはやってみようと話しました
自分で一生懸命考えてほしい
今までも、何度かこうやって真剣に話をする機会がありました
「どう考えてる?」「どうしたい?」という私の問いかけに対して、娘がその場で答えられたことは一度もなかったと思います
それは私自身が彼女が答えるまで待つことが出来ず、返答を待たずしてさらに話し始めてしまったことも原因のひとつでしょうし、
すぐに答えの出せるものではなかったのでしょう
それなのに私は一生懸命になるあまり、いつも一方的に話し過ぎていました
成人まであと2年、というところまで母をやってきて、40代になった私はやっと学びました
自分で一生懸命に考えてこそ答えが分かる
私自身がこれまでに見つけた答えをどれだけ一生懸命に伝えようと、決して彼女の答えにはならないのです
そして最後にこう加えました
「時間をかけて、一生懸命考えて答えをみつけて」
その後娘は、何かを考え、行動を変え始めました
その様子を隣で見守ることができて幸せです
親としてしてあげられることは本当に少なくなってしまったけれど、必要以上に苦しまなくていいように、笑顔で過ごせるように、40代の知恵が役立つ時があればいいなあと思っています
・・・わが子へと言いながら、これらは過去の自分に伝えたいことのような気がしてなりません